Solar weekly vol.4/特集(1994.2.18 FRI 発行の記事です)
今年も「ソーラーカーレース」の熱い季節が近付いている。利用過程で環境汚染のない無公害エネルギーであること、地球資源保護の面からも無尽蔵であること。それが、太陽エネルギーの最重要視される要因である。太陽エネルギーを動力源(※1〕として走るソーラーカーは、こうした背景から研究開発されて登場してきた。しかし、ソーラーカーの魅力は、もっと別のところにある。それは、実際にソーラーカーを製作しレースに参加した人々はもちろん、レース走行を目の当たりに体験した人達が知っている。
【世界水準のソーラーカー競技をめざす大潟村】
【F-1でお馴染みの鈴鹿サーキットで開催されるソーラーカーレース】
【春の岡山、秋の神戸で今年も開催、ソーラーカーの祭典】
【日本で初めて、霧を克服して競うソーラーカーレース】
【F-1でお馴染みの鈴鹿サーキットで開催されるソーラーカーレース】

◎鈴鹿サーキット コース図
モータースポーツ界の最高降、Fー1選手権の行われる鈴鹿サーキット。この国際レーシングコースで、究極の低公害車ソーラーカーの技術開発の成果が競われる。今年は第3回大会だ。ここでは、8時間でいかに遠くへ到達できるか、電気エネルギー(※3)をいかに効率良く消費するかを競う緻密な作戦が必要となる。
ドライバーの手前①
直線コースでは、マシンによっては時速100km以上で走ることができるが、多くのチームは無駄なパワー消費を避けて一定速度で走る戦をとる。
ドライバーの手腕②
コーナーで減速しすぎると次の加速にパワーがかかり、濃速をしなければマシンの負担となる。このコントロールテクニックはドライバーの腕の見せどころ。また太陽電油の出力以上のパワーが必要となる上り坂をいかに制するか、いつどこで相手を抜くかは、上位入賞の鍵になる重要なポイントだ。
エンジニアの手腕
どのチームも電気消費量を減らしつつ速度を上げるために車両の軽量化を考え、フレームを細く、タイヤも細いものを使用するなどして無駄を省く。しかし、軽すぎればコーナーの遠心力などで車輪が外れて壊れてしょうこともあり、強度と新量化のバランスが難しい。
開催名称:「ソーラーカーレース鈴鹿”94」
開催会場:鈴鹿サーキット
開催日:8月5日(金)〜7日(日)
問い合わせ先:(株)鈴鹿サーキットランド
〒510-02 三重県鈴鹿市稲生町79920593-78-1111
〔※3〕 太陽エネルギーは快晴時で1m当たり約1000ワット程度。通常の競技用ソーラーカーには光電気交換効率が実質14%太陽電池が8m分搭載されるので、車全体の発電力はほほ10 0 0 ワット強になる。光電気交換効率が20%を超える太陽電池を冷戦し、最高時速120キロで走行できる車両も、現在開発されている。
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