宮古島の電力を太陽光だけで支える

Solar weekly vol.4/トピックス1特集(1994.3.4FRI 発行の記事です)

国内初の発電システム今春完成へ・中国電力

宮古太陽光発電実証研究設備・完戍予想図

沖縄・宮古島(沖縄県城辺町)で太陽光発電の速設が進んでいる。この開発は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NE DO) の委託(※1)を受け、平成2年から中国電力が推進している。総工費は20億円。同施設は今年度中に完成予定、4月頃からの供給開始が見込まれている。

立地は、宮古島の南東端。サトウキビと海に囲まれた1万1千mの敷地内に、1万3千枚の太陽光パネルを設置し、750キロワットの電力を供給する計画だ。供給を受けるのは、太陽光発電所から約1.5キロ離れた皆副、新城地区の小・中学校や団地を含めた253戸。昼間は太陽光を電力に変えて直接送電すると同時にバッテリーにも音電。夜間はこのバッテリーから送電する。完成すれば、24時間太陽エネルギーだけで島の暮らしを支える、国内初のシステムとなる。

宮古島は離島であるため、強風と塩害を考慮して、パネルの便を本来は25度のところ15度に抑え、風速73mまで耐えられるよう設計。さらに樹脂で表面を覆い、万全の対策を講じている。同計画の実証研究では、こうした離島用電力供給システムの研究成果等の適性その他が検討される。

◎新エネルギー・産業技術総合開発機構(NE DO) 太陽技術開発室
03-3987-9311 (代表)

(※1) エネルギー間題の解決と環機問題の解決を図る目的で、昭和49年7月に通産省が発足させた「サンシャイン計画」の一端。同計画は、長期的総合的な新エネルギー技術研究計画であり、産官学の総力を結楽して推進されている。

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