太陽光と太陽電池との組合せでエネルギーの自立化も可能

Solar weekly vol.10/トピックス1(1994.4.8 FRI 発行の記事です)

21世紀のオフィスビルを示唆した都市型ビル・フジタ工業

東京・代々木駅近くに建つフジタ工業のアーバンオアシスは、昨年のリニューアルで「フジタヴァンテ」と呼ばれるようになった。このビルは1階ロビーを一般公開、地下は入場無料のアミューズメントスペース、2階にはアートギャラリーも設けられており、放課後や週末には学生や子供たちで賑わう。

「フジタヴァンテ」は、地域コミュニティーに開かれたオフィスビルであるとともに、省エネやエコロジーに着目してた様々な方法論を取り入れ、21世紀のオフィスビルのあり方を示唆した建築物でもある。

例えば、雨水を循環利用するシステム、排水のリサイクルによる生活水の確保と環境水路の設置、土壌による空気浄化システム、計画的植林によるバードサンクチュアリ・エリアの確保など。そして屋上には、日のあたらない場所の草花に太陽光を鏡で反射させて太陽エネルギーを与える「太陽光照射システム=ソラリスⅢ」が設置されている。


フジタ工業(株)技術研究所は昭和61年、「太陽光照射システム」の試作に成功。自然光を必要とする空間や自然採光の不可能な空間に太陽光を積極的に取り入れ、快適でヘルシーな光環境を効率よく作り出すことを可能にした。
「フジタヴァンテ」に設置されている「太陽光照射システムーソラリスⅢ」は、太陽の位置とビルの谷間の草花の位置を計算し、平面反射鏡をいつでも最適な角度に保つよう設計されているが、このソラリスⅢは戸建て住宅や店舗などの小規模建物から大規模建物まで、あらゆる規模の建物の内部空間の照明に利用できる。また、このシステムの制御・駆動は省エネを図っているため、太陽電池との組み合わせで電力会社に頼らない入カエネルギーの自立化も可能になる。

●フジタ工業(株)技術研究所  045-591-3900

システム概要は、■機器本体:ドーム型(直後760mm、高さ800mm、飛量21kg)■追尾方式:非集光方式、平面反射鏡(特殊ミラー/面税0.195m’) ■消費電力:5W ■供給電力:AC100V ■伝送部:光ダクト(オブション)■散光部:散光版、各種レンズ(オゾション)■室内照度:6階の広さで、冬至時で520ルクス。ただし、屋外の太陽光は73.000ルクス。ダクト170mm時平対照度。ダクトサイズ450✕450mm

協力:フジタ工業(株)

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