Solar weekly vol.18/トピックス(1994.6.10 FRI 発行の記事です)
東急グループ系の自動車部品メーカー・シロキ工業は、ソーラーシステムを利用して芝生の緑を保つ全天候型競技場装置「ソーラーエバーグリーン」工法を開発し、同工法を採用した競技場を豊川市にある同社グラウンドに完成した。
シロキ工業は、太陽熱を利用して温水を供給するソーラー技術をもっており、この技術を天然芝を育成させる施工方法とドッキングさせることで開発に成功。ソーラーシステムを取り入れた全天候型競技場装置は世界で初めてという。
「ソーラーエバーグリーン」は、天然芝グランドの全面にわたって地中45センチメートルの所に特殊な配管を施し、太陽熱や雨水を利用して、地面の給排水コントロールと芝生を育成するための温水を供給する。この装置によって、緑の芝生を一年中保つことが可能となり、グラウンドの地コンディションも一定に保っことができる。
また、般のグラウンドと比較すると散水量を約40%も低減できる上、冬季は融雪装置、夏季はシャワー装備など周辺装備の温水供給装置としても応用できる。今後は、東急建設が造成工事を、シロキ工業が設備施工を担当して、同工法による競技場建設の受注施工に乗り出し、国や地方自治体に売り込むとしている。
コメント