太陽光発電用系統連携インバータ「ラインバック」日本電池(株)

Solar weekly vol.20/NEW PRODUCTS(1994.7.4 FRI 発行の記事です)

日本電池の太陽光発電系統連携インバーター「ラインバック」が、(財)日本電気用品試験場の認証試験に合格し、太陽光発電システム用系統連系インバータの認証第一号を取得した。

住宅の屋根に設置して利用する太陽光発電システムを効率的に利用するには電力会社の配電線に接続して使用する「系統連系」が有効であるが、そのためには、安全性・信頼性が高く、コストの安い系統連携保護装置等(※1)が必要になる。

今回、日本電気用品試験場が創設した認証制度は、この系統連携保護装置等の安全性・信頼性を確認し、技術基準を満たしたものを認証するものだ。

日本電池は、かねてから商用電カと連系する小型家庭用太陽光発電システムの開発に取り組んできたが、93年6月、太陽光発電用認証試験合格によって、同社の開発した系統連系インバータの優秀性が公に認められたことになる。

「ラインバック」を使用する場合は、これまで電力会社と需要家との事前協議が必要だった個別の性能確認試験を省略でき、事前期間が大幅に縮小(※2)できる。

また、同社では、認証登録を機に生産の準量産化体制を進めて、大幅なコストダウンをはかるとともに50%の納期短縮を実現した。系統連携インバータを含む太陽光発電システムの普及実用化にさらなる責献をしたいとしている。

太陽光発電用系統連携インバータ「ラインバック」日本電池(株)

<仕様>
インバータ方式:電圧型電流制御方式
電気方式:単相3線式または2線式
スイッチング方式:正弦波PWM方式
定格直流電圧:DC 200V
直流電圧範囲:DC 120~350 V
定格出力電圧:AC 202 V
定格周波数:50/60HZ
連系運転範囲:
定格容量:
電力変換効率:90%以上 (定格出力時、逆流防止ダイオード・絶縁変圧器を含む)
出力基本波力率:0.95以上(定格~1/8出力、無効電力制限時0.85以上)
電流歪率:総合5%、各次3%以下
変換電力制限:117%
絶縁方式:別置絶縁変圧
制御電源:直流入力
電力制御方式:太陽電池最大出力点追跡制御
補助制御機能:起動時ソフトスタート 5秒
寸法および重量:
インバータ=W430xD220XH370 25グラム
トランス箱=W280 xD390XH36037グラム
価格:170万円(納期1.0ヵ月)
問い合わせ先:日本電池(株/075-312-1211


(※1) 太陽光発電用系統連系インバーターは、太陽光発電電力を交流電力に変換し、商用電力系統との連系運転によって安定した電力を提供するとともに、太陽光発電による電力が負荷電力を上回った場合は、余剰電力として商用電力の低圧配電線に逆潮流することができるもの。
(※2) とくに連携保護装置の逆変換装置に内蔵される保護機能の性能評価については、電力会社に対して定格、形式、制御方式などの基本事項の資料を提出するだけで済むようになる。

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