Solar weekly vol.1/新商品情報(1994.2.3 THU 発行の記事です)
九州電力・省エネハウス
●九州電力では、省エネルギーと快適性の両立を実現し、一般への普及が十分に可能な価格帯をめざす「EMH(エネルギー・マネージメント・ハウス)」の開発を1991年10月より開始、1992年5月に完成。現在は、モニターによるシミュレーション結果の実証試験などを1995年に向けて行っている。
●「EMH」は、オール電化ハウスで、調理器をはじめ冷暖房機器、給湯機器など全て電化製品。
とくに畜冷熱機器を多く放置していることが特長で、直冷熱機器としては、同社で開発した事※吸房後、主熱床限房機、直冷冷蔵庫を設置している。また、機器の多くはタイマー機能を内蔵しており、深夜の運転を可能にしている。
省エネのポイント
(1) ロードコントロール・システム
住宅のオール電化、深夜機器の導入にともなう電気設備容量の増大にかんがみて、家庭内電力負荷の平準化および各設備機器の効率的運用を行うシステムを構築すると同時に、ホームオートメーション・システムとの連系を行うことで、利便性向上の研究を行っている。
(2) 太陽光発電電力利用のヒートポンプ冷暖房給湯システム
出力2.0キロワットの太陽光発電システムを、南側の屋根3面に設置。電力を有効に活用するため、ヒートポンプ冷暖房給湯システムと連系し、余剰電力が発生する場合には給湯用の熱として回収して発生電力の100%利用を図る。
(3) 冷暖気サーキュレーション・システム
太陽光発電システムを動力源として、屋根裏、床下、外壁内などにおける空気を循環させる換気扇を設置。夏季は床下の冷気を外壁を通して屋根裏へ循環、冬葉は逆に屋根裏の暖気を床下へ循環させる。また、冬季には太陽光セル下部の暖気を屋内に取り入れる換気扇を設けるが、この動力源は太陽光発電電力で賄われる。
(4) 八角構造による省エネ
同じ数の通常住宅に比べて八角形の構造は、外壁面積が縮小されまた方位に対する自由度が大きいため、日射や自然の風を取り入れやすいことなど省エネルギー効果に優れている。とくにレイアウト決定に際しては、自然の力で快適な住空間を形成する工夫を行っている。

商品名:EMH(エネルギー・マネージメント・ハウス)
ハウス仕様:敷地面積=300m,床面積=164m,間取り=5LDK,構造一木造軸組構造、二階建て
問い合わせ先:九州電力(株)総合研究所 092-541-0431(代表)
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