ソーラーフォト紀行 ソーラーハットのポスト

Solar weekly vol.21/ソーラーフォト紀行(1994.7.11 FRI 発行の記事です)

「宇宙にはワームホールがあり、その出入口がブラックホールだ」と、ホーキング博士は言っている。
「この穴を通って宇宙のどこにでも行ける」と、言うのだ。

郵便ポストは、赤いワームホールではないだろうか。
熱い思いも、冷たい最後通知も、このポストに入れさえすれば、地球のどこへでも届けてくれる。
死の街サラエボ、恋人の住むパり、南海の孤島にだってメッセージは届く。

街角で見かけなくなった真っ赤なベレー帽をかぶったダンディーな丸いポストは、子供相手の貯金箱になって年金暮しを楽しんでいると言う。

幕張に登場したニューフェイスのポストは、最新のソーラーハットをかぶってビジネスマンに道を教える。
姿や機能は変わっても、人々に熱メッセージがある限り、赤いポストは遠い世界への入口であり続けるだう。

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