太陽電池による電気牧柵の導入

Solar weekly vol.3/トピックス(1994.2.18 FRI 発行の記事です)

沖縄県畜産試験場、牧草地を有効利用

今帰仁村諸志(なきじんむらしょし)・県畜産試験場では、90年に県内で初の電気牧柵を導入。その後、実験を続けてきた結果、牧草地の有効利用ができるなどの成果(※1)が得られた。電気牧棚は、牧草地の周囲に立てたクイに電線を張って電気増幅機を線につなぎ、一定の時間をおいて間欠的に電気を流す。

牧草地には電気が引けないため、増幅機の電源には太陽電池を使用。カーバッテリーなどに蓄電できるので、夜間や曇天でも動く。電圧は5000〜8000ボルトだ。

従来、牧柵に利用されている有刺鉄線は、設置や移動も困難で多大な労力がかかるが、電気牧柵の場合は電線を張るだけなので柵の設置などがたやすく、土地を小さく仕切ることも可能。牛にも草の好き嫌いがあって広い範囲だと牧草地のなかに食べ残される場所が出るが、土地を小さく囲んだ柵内に牛を放すと、牛はしかたなくその場所の草を食べることになり、限られた牧草地を有効に利用することができる。

電気牧棚は、国内では北海道の乳牛農家などで次第に普及している。沖縄県では当初、塩害による腐食が心配されたが、同試験場の実験では3年間はもつとみている。

(※1) 県畜産試験場側料室によれば、電気機を使用して集約放牧したことで牧整力が40~50%向上したという。

◎沖縄県畜産試験場
80980-56-5142

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