最新設備を備え九州でトップレベルの頭脳拠点として機能/大分県産業科学技術センター

Solar weekly vol.21/トピックス(1994.7.11 FRI 発行の記事です)

大分県産業科学技術センターには、太陽電池約10 0 0枚が設置されている。

大分県が事業費170億円を投じて大分市上判田の大分インテリジェントタウンに建設していた、県産業科学技術センター(※1)がこの春完成した。新センターでは、これまで業務の中心だった試験・指導に加えて研究開発を強化し地場産業を支援する九州でトップレベルの頭脳拠点として機能を開始している。

新センターの敷地面積は、6万5千㎡。3階建ての管理研発様(延べ床面積:1万4百13新センターの敷地面積は、6万5千平方メートル。3階建ての管理研発様(延べ床面積:1万4百13㎡)の1階には管理部門と、産・学などとの交流部門、材料開発部、県・工業技術院研究センターなど。2階には機械電子部、デザイン部門など。3階には工業化学部、食品工業部が入る。そのほか、材料開発部棟、機械電子部棟、化学食品棟の3棟の平屋建て実験棟(計3千百36㎡) を併設してる。

設備としては、無菌状態で細胞融合や遺伝子組み換えなどバイオテクノロジー関連の作業をする無菌室をはじめ、微量成分を高精度分析できるクリーンルーム、外部からの電磁波の影響を遮断する電磁遮へい室、恒温湿室など最新のものを備えている。また、太陽光発電システムを設置し、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同で太陽光発電システムの実証実験(※2)を行う「新エネルギー発電フィールドテスト事業」にも取り組んでいる。

センター屋上には、1枚で50Wを発電する太陽電池を約1000枚設置。得られた電力を、同センターの室内照明や暖房などに使用している。太陽光発電は季節や昼夜間で発電量が大きく変動するため、両方向潮流連系システムが活躍する。九州電力の商用電源と系統連系して、発電量が不足したときは不足分を電力会社から供給してもらい、閉庁となる土・日には余剰電力を電力会社に逆送電・電売することによって、安定した電力供給を行っている。

取材協力:大分県産業科学技術センター /0975-96-7100


(※1) 市内下郡にあった県工業試験場が老朽化し手狭になったため、別府と日田の両産業工芸試験場と合わせて一体化した。
(※2)実際の負荷の下で離続的に選転し、発電量やトラブル等のデータを収集・分析して、最適なシステムの機築のための共同研究を行う。

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