設置相次ぐ太陽光発電設備

Solar weekly vol.4/トピックス2(1994.3.4FRI 発行の記事です)

エネルギーの有効活用を目指す電力各社

東京電力は、92年度から支店などへの太陽光発電装置設置を進めている。今回は、配線と太陽光発電を併用する動きが出始めている(※4)ため、電力供給企業として太陽光発電の正確なデータを蓄積する目的で、山梨支店に太陽光発電装置を設置。利用しながら利点や問題点を探る事業に乗り出した。

設置する太陽電池には単結晶シリコン半導体を使用。最大出力は20キロワット。1.5キロワットの発電能力をもつ最小単位のセル44枚を集めたモジュールを、山梨支店別棟倉庫の屋根に330枚設置し、3月上旬からの稼動を予定している。

このほか東電は本年度末までに全国の支店など17箇所、95年度までには管内の全支店に設置し、最大出力470キロワット程度まで拡大することを検討している。発電した電力はインバータで直流から交流に変換し、一般電力と併せて事務所内の電源として使用する。

年間の発電量は、甲府市内の日照条件から推定して2万キロワット/h程度【85〕が想定され、同事務所で使う電力の約0.6%をカバーする。

一方、北電力では、同社の研修センター新館(富山市西金屋)に設置していた太陽光発電設備がこのほど完成し、同センターで使用する電源の一部として運転が開始された。太陽電池には多結晶シリコンタイプを使用。最も効率よく太陽光を受けるためパネルに南東方向26度の傾斜をもたせ、センター屋上に太陽パネル16 2枚を設置。直流から交流への交換器やデータパネルなども備えた。

発電出力は最大で15キロワット。冷暖房やクッキングヒーターなど、同センター全体で使用する電力は960キロワット。年間発電量は1万2千930キロワット/hを想定しており、同センターの1%をまかなうことになる。同社は太陽光発電の信頼度や運転保守管理の面などを検討していくとともに、発電の仕組や各種データをパネルで表示する。

◎束京力 803-3501=8111
◎北陸電力0764-41-2511

(※4) 県内では、甲府市内のガソリンスタンドが業務機器に使用しているほか、北巨※那高根町の歯科医が東電と提携しながらえ廃電源の一部に利用している。また、県企画局でも、丘の上公園に設置し、年度中の選転開始を予定している。【山梨県】
(※5)一般家庭の年間使用量では、6軒分程度に相当する。

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