実験名称は「分散型電源電力供給次世代システム確立実証実験」

Solar weekly vol.9/ダイジェストニュース(1994.4.1 FRI 発行の記事です)

関西電力および電力中央研究所/兵庫県神戸市

関西電力と電力中央研究所は、94年度から太陽光発電、燃料電池などの分散型電源を神戸市に導入し、地域全体と既存の電力系統を連携する実験を開始する。同実験は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(N EDO)からの委託で行われる。

これまでは、個々の分散型電源と電力系統の連携を実験(※2)してきたが、今回は分散型電源の本格的な普及に備えた地域単位の連携に実験を拡大し、連携した場合の技術的な問題点を探るのが狙いだ。実験名称は「分散型電源電力供給次世代システム確立実証実験」。98年度までの5年間に、40〜50億円かけて実施される。

実験場所は、実験が行われてきた関西電力・六甲新エネルギー実験センター(神戸市・六甲アイランド内)。広さ約580万平方mの同実験センターには、現在、2Kワットの太陽電池を取り入れた住宅が100軒(計200Kワット)、300Kワットの太陽光発電システム、200Kワットのリン酸型燃料電池一基、50Kワットの同電池14基(計900Kワット)、16.5Kワットの風力発電システム 2基(計33Kワット)の合計出力1433Kワットの発電システムがある。

今回の実証実験では、太陽光発電や燃料電池などを複数に持つ地域全体と既存の電力系統を連携したときの、電力系統や地域側のそれぞれの技術的な問題点。例えば、直流電流を交流電流に変換するインバータを個々の電源に備える必要があるのかなどが検討されたり、地域全体として省資源・省エネルギーのための電力最適制御の方法も研究される。

(※2) 関西電力・六甲新エネルギー実験センターでは、86年から個々の分散型電源と電力系統を連携する実験を実施しており、コンやテレビなど家電への高調波の影響および配電線の修理時の安全性の問題などを検討してきた。

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